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愛知県高校入試 基礎知識編
愛知県は日本で唯一、公立高校を2校受験できる「複合選抜制度」を導入しています。
平成元年以降、愛知県の公立高校を受験した人であれば経験上知識がありますが、
特に他県出身の方にはよくわからない制度だと思います。
その1
愛知県の公立高校は、普通科でも専門学科・総合学科でも
AグループとBグループに分かれており、
それぞれ1校(最大2校)することができます。
(必ずしも公立を2校受験しないといけないわけではなく、
1校のみの受験も可能です)。
その2
愛知県は公立高校を2校受験できるため、
学力的に、合格できてもできなくてもおかしくない学校を「チャレンジ校」
学力的に、まず問題ない学校を「安全校」とした場合、
公立志望校の組み合わせが次の3パターン考えられます。

複合選抜の制度を一番有効に活用できるのが「B」の受験の仕方です。
「A」の受験の仕方は公立高校が2校ともダメで、
私立高校に進学する可能性があります。
その3
愛知県の公立高校は複合選抜高校なので、
2校受験できますが、
必ずしも2校を受験しないといけないわけではありません。

例えば、公立A高校がダメだった場合、
難易度や通学距離・校風などの関係で
公立B高校よりも私立C高校に通いたい人は、
公立B高校を受験せずに
公立はA高校のみ受験することもできます。

その4
第一志望校のほうが第二志望校より難易度が高い受験の仕方が一般的ですが、
通学距離や校風の関係で、難易度が高い高校を第二志望校とすることもできます。

その5
公立高校入試は普通科と専門学科・総合学科で入試制度が少し異なります。
例えば、学区です。
普通科の場合、居住地域によって「尾張学区」と「三河学区」に分かれます(調整区域もあります)。
それに対して、専門学科・総合学科の場合は、「県内全域」から通学可能です。
詳しくは学区・グループ分けなどの資料のページをご覧ください。
また、推薦枠も異なります。
普通科よりも専門学科・総合学科のほうが推薦枠が広くなっています。
詳しくは愛知県公立高校入試 推薦入試のページをご覧ください。
さらに、専門学科の場合、
学科によっては傾斜配点がありますし、
学科試験翌日に特別検査が課されるところもあります。
詳しくは専門学科の入試についてのページをご覧ください。
をご覧ください。
その6
愛知県の公立高校の推薦枠は
普通科で定員の10~15%、
総合学科・専門学科で45%とされています。
総合学科・専門学科の場合、
実際には定員の50%を合格させるところもあり、
枠が広いですので、
推薦志願者数が少ない高校の場合、
志願者全員が合格するところもあります。
そこを狙って受験する人もいます。
詳しくは、愛知県公立高校・推薦入試をご覧ください。
その7
「内申が足りないと、中学校は○○高校を受験させてくれないのですか」
と聞かれることがあるのですが、
一般入試の場合、特にそのようなことはありません。
たとえ、オール1でも学区最上位校を受験する権利はあります。
(もちろんお勧めしませんが…)
その8
不登校の生徒や保護者は、
出席日数や内申のことで高校入試に不安があるかもしれません。
しかし公立高校の場合、それに配慮した制度があります。
私立高校の場合、
いろいろな事情を受け入れてくれる学校もあります。
私立高校には個別面談会を実施しているところもありますので、
そのような機会に相談してみるのが良いです。
不登校の人に読んでほしい記事
その9
愛知県には国立の高校として、
があります。
また、国立の高専としては
があります。
国立に合格した場合、
入学手続きや入学確約書の提出が愛知県公立高校入試日程より前だったり、
公立高校一般入試日が出校日だったりしますので、
公立高校の合格校が決まってから、国立とどちらに行くか選ぶことはできませんが、
国立に不合格だった場合でも
公立高校の受験に影響はありません。
(国立を受験しなかった人たちと同じように2校受験できます)
国立の入試日程や入学手続き・入学確約書の提出日などは、
各学校のホームページからご確認ください。
その10
当サイトには、
愛知県の入試制度についていろいろ記事がありますので、
そちらもご覧ください。
下記はこの続きの記事です。あわせてご覧ください。
愛知県高校入試 積極的な公立受験をするためのコツ(選び方2)